少なくてもNG?皮脂の役割とニキビとの関係

健やかで美しい肌を保つのに欠かせない「皮脂」。
皮脂の分泌量は多すぎるのはもちろん、少なくても肌トラブルの原因になってしまうんですよ。
今回は、皮脂の役割やニキビとの関係についてお話します。

皮脂の役割とニキビとの深い関係とは?

皮脂の役割

皮脂は、毛穴の中にある皮脂腺から分泌される物質で、
その主成分は、中性脂肪であるトリグリセリド。
その他にも、ワックスエステルやスクワランなど、化粧品に配合されるような成分も含まれております。
また、皮脂は肌にとって天然のクリームと言われており、様々な役割を果たしているんですよ。
どのような役割を果たしているのか、ご紹介いたしますね。

■肌の保湿

肌の表面を覆って水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保つ役割をしています。

■肌の保護

外部からの摩擦や刺激から肌を守る保護膜にもなりますよ。
 

皮脂と肌トラブル

皮脂は、多すぎても少なすぎても肌トラブルを招く原因となってしまいます。
乾燥やくすみ、黒ずみなどの肌トラブルの他にも、『ニキビ』とも深い関係があるんですよ。
一体どのような関係があるのか、深掘りしていきましょう。

■ニキビとの関係

ニキビは、皮脂の過剰分泌などによってできてしまうのですが、
皮脂そのものは、ニキビができる根本的な原因ではなく、あくまでもニキビを悪化させる要因の一つで、
毛穴が角栓で塞がれてしまうことにより、毛穴の中に皮脂が溜まって、ニキビができてしまいます。
正常な肌では、ターンオーバーが行われているのですが、何らかの原因によって、
毛穴付近のターンオーバーが乱れてしまったり、異常角化といって角質が硬くなり、
柔軟性がなくなってしまうと、毛穴がつまり、ニキビができる原因を作ってしまうのです。
ニキビを発生させたり、悪化させないためには、日々の生活習慣を見直したり、
正しいスキンケア方法を行い、皮膚の分泌をコントロールさせることが大切ですよ。
 

まとめ

皮脂は肌の保湿や保護する役割を持ち、健康的で綺麗な肌を保つための重要な存在で、
分泌量によっては、肌トラブルを招く原因にもなります。
皮脂の分泌量が少ないと乾燥やバリア機能が低下してしまったり、多いとニキビやくすみ、
黒ずみなどを引き起こしてしまうので、上手にコントロールできるようにしましょう。
食生活や睡眠、ストレス発散など生活習慣の見直しはもちろん、誤ったスキンケア方法なども
行わないようにしてくださいね。
肌トラブルを防いで、理想の美肌を目指しましょう。
 
 

※この画像はイメージです。